お日様ラムネ

戻りたい 陽のあたる場所へ 暑くても

図書館。

ある伝統工芸の資料を探しに図書館へ行った。
工芸ジャンルの書棚の前をうろうろし、気が付いたら小一時間経っていた。

 

途中、無関係な本の装丁を見たり、窓から駐輪場を眺めたり、意味なくエントランスへ降りたり、缶コーヒーで一息入れたりしたからだろうか。
探していたのは実質5分くらいと思う。

 

僕は図書館に行くと、自然と頭が惚けてきて、つい長居してしまう。
きっと、あの異様に静かで重たい空気に毒されているのだろう。
人の出入りが活発でないから、空気は籠っていく。
内装は飾り気がなく、最低限の機能を有しているだけ。
空間が寂しいから、吹き抜け構造による開放感も、逆に寂しさを助長しているだけに感じる。

 

とまあ、ネガティブな表現ばかりしたけど、僕はあの雰囲気が嫌いじゃない。
空間が何も語りかけてこない分、オシャレなカフェなんかよりもよっぽど寛げるのだ。

 

ちなみに、(探そう!という気持ちを削がれたので)お目当ての本は見つかりませんでした。